平日の夕食づくり、毎日がんばるのは本当に大変です。仕事から帰ってきて疲れた体でキッチンに立つと、つい「今日はお惣菜でいいか」となりがちですよね。

でも、お惣菜やコンビニ弁当に頼る生活を続けると、食費はあっという間に膨らみます。4人家族なら月8万円を超えることも珍しくありません。

そこで取り入れたいのが「週末2時間の作り置き」です。日曜日の午前中にまとめて調理しておけば、平日は温めるだけで食卓が整います。

作り置きで食費はどれくらい減るのか

作り置き生活を始める前と後で、実際にどれくらい食費が変わるのか。筆者の家庭(夫婦+子ども1人の3人暮らし)での実績を紹介します。

作り置き前:月5万8000円

  • 食材の買い物は週3〜4回
  • 仕事帰りについ余計なものを買ってしまう
  • 週に2回ほどお惣菜やテイクアウトを利用
  • 食材を使い切れずに廃棄することが月に数回

作り置き後:月3万2000円

  • 買い物は週1回のまとめ買いのみ
  • 献立が決まっているので無駄買いがない
  • お惣菜の利用は月に1〜2回に激減
  • 食材はほぼ使い切れるように

差額は月2万6000円。年間にすると約31万円の節約です。

週末2時間で作る!おすすめの作り置きおかず8品

限られた時間で効率よく作るために、「同時進行」がポイントです。ここでは、2時間で8品を仕上げるモデルケースを紹介します。

まず最初に取りかかる3品(時間がかかるもの)

1. 鶏むね肉の塩麹漬け焼き

鶏むね肉2枚を塩麹大さじ3で漬けてフライパンで焼くだけ。漬けておく時間が必要なので、最初に仕込みます。冷蔵で5日保存可能。

材料費:約400円(4食分)

2. 豚バラ大根の煮物

豚バラ200gと大根1/2本を醤油・みりん・砂糖で煮込みます。煮込み時間中に他のおかずを作れるので効率的。

材料費:約350円(4食分)

3. ひじきの煮物

乾燥ひじき30gを戻して、にんじん・油揚げと一緒に煮ます。戻す時間があるので早めにスタート。

材料費:約200円(5食分)

煮込んでいる間に作る5品

4. ほうれん草のおひたし

ほうれん草1束を茹でて、だし醤油で和えるだけ。5分で完成。

材料費:約150円(3食分)

5. きんぴらごぼう

ごぼう1本とにんじん1/2本を千切りにして炒め煮。副菜の定番。

材料費:約180円(4食分)

6. 卵焼き(甘め)

卵4個で厚焼き卵を作り、カットして保存。朝食やお弁当にも便利。

材料費:約100円(4食分)

7. もやしとハムのナムル

もやし1袋とハム3枚をごま油と塩で和えるだけ。3分で完成する最速おかず。

材料費:約80円(3食分)

8. かぼちゃの煮物

かぼちゃ1/4個をレンジで加熱してから鍋で軽く煮ます。甘くてお子さんにも人気。

材料費:約200円(4食分)

8品の材料費合計は約1660円。これだけあれば、平日5日間の夕食の副菜はほぼカバーできます。

作り置きを成功させる5つのコツ

コツ1:買い物リストは献立から逆算して作る

「安いから買う」ではなく、「作るものが決まっているから買う」に切り替えましょう。冷蔵庫の中身を確認してからリストを作ると、重複買いも防げます。

コツ2:保存容器は統一する

100円ショップの同じシリーズで揃えると、冷蔵庫内がスッキリ。重ねやすいので省スペースにもなります。ガラス製なら匂い移りも少なく、レンジ加熱もそのままできます。

コツ3:冷凍を上手に使い分ける

作り置きの保存期間は冷蔵で3〜5日が目安。でも、金曜日まで持たせたいなら一部を冷凍しておきましょう。煮物やきんぴらは冷凍しても味が落ちにくいおかずの代表格です。

コツ4:味付けのバリエーションを意識する

8品すべてが醤油味だと飽きてしまいます。和風(だし醤油)、中華風(ごま油・オイスターソース)、洋風(コンソメ・ケチャップ)と味のジャンルを分けるのがポイントです。

コツ5:「完璧」を目指さない

最初から8品を2時間で仕上げるのは難しいかもしれません。まずは3〜4品から始めて、慣れてきたら品数を増やしていけば大丈夫。続けることが何より大切です。

作り置きに向いている食材・向いていない食材

向いている食材

食材理由
鶏むね肉安い・高たんぱく・味が染みやすい
豚こま切れ汎用性が高い・火が通りやすい
根菜(大根・ごぼう・にんじん)日持ちする・煮物向き
きのこ類冷凍すると旨味が増す
乾物(ひじき・切り干し大根)長期保存可能・栄養価が高い

向いていない食材

食材理由
レタス・きゅうり水分が多く、時間が経つとべちゃっとする
刺身・生魚鮮度が命なので当日消費が原則
豆腐冷凍すると食感が大きく変わる
揚げ物時間が経つとサクサク感がなくなる

1週間の献立モデルケース

作り置きおかずをどう組み合わせるか、月曜から金曜のモデルケースを示します。

  • 月曜日: 鶏むね塩麹焼き+ほうれん草おひたし+味噌汁
  • 火曜日: 豚バラ大根+もやしナムル+ごはん
  • 水曜日: 鶏むね肉をほぐしてサラダに+きんぴらごぼう+スープ
  • 木曜日: 豚バラ大根(残り)+ひじき煮+かぼちゃ煮
  • 金曜日: 残りおかずを組み合わせて+卵焼き+味噌汁

メインの魚や肉は月・水・金に追加で焼くだけにすれば、調理時間は15分以内で済みます。

まとめ:作り置きは「未来の自分へのプレゼント」

週末の2時間は正直、少し面倒に感じるかもしれません。でも、平日の夕方に「帰ったら温めるだけでいい」と思える安心感は、それ以上の価値があります。

食費の節約だけでなく、時間の節約、栄養バランスの改善、食品ロスの削減と、メリットは想像以上に大きいです。

まずは今週末、3品だけ試してみてください。きっと月曜日の夕食が少し楽しみになるはずです。

作り置きに便利なおすすめアイテム

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参考資料・出典

この記事の作成にあたり、以下の情報を参考にしています:

よくある質問(FAQ)

Q. 作り置きの衛生管理で気をつけることは?

A. 3つのポイントを守りましょう。1つ目は調理後すぐに冷まして冷蔵庫に入れること。2つ目は保存容器を清潔に保つこと(使う前にアルコール消毒がベスト)。3つ目は取り分けるときに清潔な箸やスプーンを使うこと。直箸はNG。これで冷蔵3〜5日は安全に保存できます。

Q. 一人暮らしでも作り置きはメリットがありますか?

A. 大ありです。むしろ一人暮らしこそ作り置きの効果が大きいです。仕事帰りにコンビニ弁当を買う習慣がなくなるだけで月1〜2万円の節約に。品数は3〜4品で十分なので、調理時間も1時間程度で済みます。

Q. 作り置きに飽きてしまいました。マンネリ解消法はありますか?

A. 同じおかずでも「味変」するのが効果的です。例えばきんぴらにカレー粉を足す、煮物にチーズをのせてグラタン風にするなど。また、月に1回は新しいレシピに挑戦するルールを設けると、マンネリを防げます。

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📝 この記事の執筆者 暮らしノート編集部|家計管理アドバイザー 「無理なく続く節約」をモットーに、年間100本以上の家計・節約記事を執筆。FP(ファイナンシャルプランナー)の知識をベースに、すぐ実践できる暮らしの知恵をお届けしています。 → このブログについて